「看護師の仕事はとても大変!なんてったって長時間労働になることが多い!」と思ってる人はたくさんいると思います。

けど、だからといって、「パートやアルバイトは嫌だ」って人もいることでしょう。そこで注目されているのが、短時間正職員制度です。

「長時間勤務は無理だけどキャリアは積みたい」という人はよく理解してくださいね!

短時間正社員

短時間正職員(短時間正社員)制度とは

時短社員

短時間正職員(短時間正社員)制度というのは、

  • 育児
  • 介護

などに追われる人でも、正社員として勤務できるよう、厚生労働省が支援している労働形態のことです。略称では「時短社員」などと呼ばれることもあります。

人それぞれ、状況や環境は違います。真剣に取り組みたいことがあっても、何かが足かせ(足かせというのは悪い表現ですが)になって、立場や権利が与えてもらえないこともあるでしょう。

あるいは、本当は能力や経験があるのに、責任ある仕事が任されず、強みを上手に生かせていない人もいるでしょう。

そんな人たちを支援するのが「短時間正社員制度」です。

夜勤を含む交代勤務一辺倒の働き方ではなく、自らのライフスタイルやライフステージに応じた多様な働き方を実現させるとともに、

育児や介護をはじめ、様々な制約によって就業の継続や就業の機会を得られなかった方たちの就業の継続を可能とし、就業の機会を与えることができる働き方です。

短時間正職員制度 | 福利厚生|川崎幸病院(神奈川県川崎市) 看護部

  • やる気
  • 才能
  • センス

こういうものを持ちながら「短時間しか働けない」という時間的な理由だけで、その力を発揮できずに腐らせてしまうのは、日本にとっても、人々の生活にとっても損害です。

だから、そんな人を支援して、存分に力を発揮していただこう!ってのが根幹になります。

ライフワークバランス

自己実現

ライフ・ワーク・バランスという言葉がありますが、この言葉も短時間正職員とのつながりがあります。

ワーク・ライフ・バランス(英: work–life balance)とは、「仕事と生活の調和」と訳され、

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。

ワーク・ライフ・バランス – Wikipedia

人々が仕事をするのは、もちろん根源的には、

  • お金を稼ぐため
  • 家族を守るため

という生存に関するような理由がありますが、それだけでは仕事は長続きせず、どこかで破綻が生じてしまいます。

誰でも、

  • 好きな仕事を自分に合った環境でやりたい
  • 楽しんで仕事をしたい
  • 仕事を通して自分を表現したい

という自己実現の欲求を持っています。

人は誰しも、その人だけが出せる能力や長所があると私は思っています。ただ、多くの人がこれを発揮できずにいます。「楽しく仕事をして生きたい」という願望を満たせずにいます。

マズローの五段階欲求説

そして、これはマズローの5段階欲求説の中でも、最も上位にある人間の欲求で、本来、一部のトップビジネスマンや富裕層、すでに何らかの形で余裕ある資金を手にした人にしか実現できないのが現実です。

しかし、そんな自己実現の欲求を一般の正社員でも満たせるよう支援しているのが「短時間正社員制度」とも言えます。

短時間正職員制度の具体的な労働時間の例

では、具体的に「短時間正職員」とはどんなものなのか見ていきましょう。

具体的

一般的なフルタイムの正社員よりも所定労働時間が短い勤務

「短時間」とつくくらいなので、短時間正職員は、一般的なフルタイムの正社員よりも「所定の」労働時間が短くなります。

「所定」というのは、「予め決められている」という意味なので、その職場において決められている労働時間よりも確実に短い労働時間になるんですね。

これが最も根底にある考え方になります。

一日の所定労働時間が短い

では、具体的に1日の労働時間で言うとどのようになるのかというと、例えば、

  • 通常の正社員 ⇒ 1日8時間
  • 短時間正社員 ⇒ 1日5時間

という感じになります。(あくまでも一例です)

一週間の所定労働日数が少ない

具体的に1週間の労働日数で言うとどのようになるのかというと、例えば、

  • 通常の正社員 ⇒ 週5日
  • 短時間正社員 ⇒ 週4日

という感じになります。(あくまでも一例です)

正社員と短時間正社員とパートの制度における4つの違い

正社員

①契約期間

  • 正社員 ⇒ 無期
  • 短時間正社員 ⇒ 無期
  • パート ⇒ 有期

②退職金

  • 正社員 ⇒ あり
  • 短時間正社員 ⇒ あり
  • パート ⇒ 場合によってはあり

③昇進

  • 正社員 ⇒ あり
  • 短時間正社員 ⇒ あり
  • パート ⇒ なし

④育児休暇

  • 正社員 ⇒ あり
  • 短時間正社員 ⇒ あり
  • パート ⇒ 場合によってはあり

育児と看護師を両立させるプロの知恵

短時間正職員のデメリット

デメリット

同僚からの視線が痛い

これについては、非常勤の看護師と同じですが、やっぱり、他の人より勤務時間が短いというのは、それなりに同僚から羨ましがられたりもします。

このことは想像はつくとは思いますが、人間性も重要になってくる部分なので、うまく立ち回っていくスキルが必要です。

また、実力があるのに認めてもらえないなどの場合は、職場の雰囲気自体に問題がある可能性が高いので、上長や権限のある人に相談するなりして解決を模索していくしかありません。

こういう部分も仕事の一環だとは思います。

普通の正社員より努力が必要

勤務時間が短いといっても、それを言い訳にして「仕事が覚えられない」などと言うことは許されません。

短い時間でも、普通の正社員と同じか、それ以上のパフォーマンスを発揮しなければいけないので、その分の努力が必要になります。

効率や合理性を追求するのが得意な人にはよいかもしれませんが、「ゆっくりやるのが好き」という人には不向きかもしれませんね。

短時間正職員のメリット

メリット

専門性を身につけられる

短時間正職員はあくまでも「正社員」としての扱いなので、仕事への踏み込み方も非常勤、パートに比べると強くなります。

その分、専門性を身につけられます。

ただし、もちろん正社員として本気で仕事に取り組む人向けの制度なので、勤務時間が短いからといって、他の人よりできなくてよいということはなく、自発的に知識やスキルを吸収していく姿勢が必要になります。

キャリアを積める

キャリアについても同じです。

短時間勤務だからキャリアアップできないというような、そういったことが発生しないための制度なので、非常勤やパートと違ってキャリアを積むことができます。

なので、もちろんそのまま出世の道も開けますし、履歴書・職務経歴書にも堂々と書けます。

これは、短時間しか働けないけど仕事は頑張っていきたいという人にとって、とても素晴らしいメリットだと思います。

実態暴露!非常勤看護師が知るべき5つのメリット・デメリット

短時間正職員制度が導入されているのはまだ少ない

短時間正職員制度が導入

では、この制度が一体どれくらい普及しているのか?というと、実際のところは残念ながらまだそこまで広がっていません。

というよりは、この制度の存在をまだ知らない人も多いため、自ら手を挙げて短時間正社員になれるという人も少ないんですね。

短時間正社員という雇用形態はまだ認知度が低く、詳しく知っている人はわずか5.0%だった。

「知ってはいた詳しくはない」が40.8%で、過半数の54.2%は「知らない」と答えた。

短時間正社員として働いた経験がある人(4.8%)と現在短時間正社員として働いている人(1.7%)は合計6.5%にとどまる。

参照⇒短時間正社員、普及はまだ遠い?:日経ウーマンオンライン【トレンド(キャリア)】

上記の数値を見る限り、なんとなく聞いたことがあるという人が多く、

半分以上の人は、全く知らないという状態です。

これは、厚生労働省がこの制度を押し出していても、企業や病院自体にまだ余裕がなく「時短社員で働きたい人は手をあげてぇ~」などとも言えないし、求人広告に書くにしても難しい状況なのだと思います。

経営者や人事の立場に立ってもたら、やっぱりどうせならフルタイムで働いてくれる正社員の方が良いというのは想像にかたくありません。

どんな人が短時間正職員に向いている?

モチベーション管理

  1. 子育て中の人
  2. 介護を行っている人
  3. 本職とは別にボランティア活動に力を入れたい人
  4. パートだけどモチベーションを上げたい人
  5. 高齢だけどモチベーションを上げたい人

まとめると、最初に書いたように「フルタイムでは働けないけど意欲が高い人」が短時間正職員に向いているということになります。

プレッシャーを与えるようなこともチラホラ書いてしまいましたが、上記に該当するような人は転職の際に是非考えてみてくださいね!

追伸 – 幻のゼロ時間正社員とは?

ゼロ時間正社員

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