看護師の雇用形態や勤務時間はややこしいものが多いので、今回の記事では「常勤」に絞って説明していきます。

  1. 非常勤との違い
  2. パート
  3. 福利厚生
  4. メリット・デメリット

など、細かく分けて書いていくので、しっかり理解していただけたらと思います。

常勤の看護師

意外と区別のついていないこと

「正社員かパートか」というのは労働契約の違いで、「常勤か非常勤か」というのは勤務時間による区別の概念
間違った認識を
持ってる人もいるので
しっかり改めよう

世間一般のイメージでは「常勤=正社員」「非常勤=パート・アルバイト」という認識を持ってる方も多いですが、これは違います。

「正社員かパートか」というのは労働契約の違いで、「常勤か非常勤か」というのは勤務時間による区別の概念です。

なので、まずはその辺をはっきりさせておきましょう。

労働契約の違い

  • 正社員 ⇒ 雇用期間を定めない労働契約
  • パート・アルバイト ⇒ 一時的な労働契約

勤務時間の違い

  • 常勤 ⇒ 定められた所定労働時間働く人(フルタイム勤務)
  • 非常勤 ⇒ 常勤以外の人全て

となります。

だから、看護師の業界では「非常勤の正社員」とか「常勤のパート」というような、ややこしい形態もあるのですが、こんがらがらないように覚えておきましょうね。

看護師における常勤と非常勤との違い

看護師における常勤と非常勤との違い
まずは、
常勤と非常勤の違いを
大雑把に
おさえとこう!

非常勤と常勤看護師との違いは

  • 「収入」
  • 「待遇」
  • 「休み」

の3点が最も大きくなります。

常勤 非常勤
収入 多い やや減る
待遇 社保完備 勤務時間によっては社保なし
休み あまり融通がきかない 融通がきかせやすい
その他 稼ぎたい人や、スキルアップしたい人に向いてる 復職後や育児中の人に向いてる

まず収入面で、常勤看護師のほうがボーナスや退職金などがあるので全体的に収入は多くもらえます。

さらに、福利厚生などの待遇面でも常勤看護師は優遇されていて、非常勤は働く時間によっては社会保険にも加入させてもらえないので、待遇は明らかに常勤の方が上になります。

このような常勤のメリットがある一方で、

  • 休みの取りにくさ
  • 責任の重さ

という面では常勤看護師に取って大きな負担になります。

ただ、責任の重さという面では、仕事のやりがいがあるというプラスの意味でも捉えられますので、この辺は個人の捉え方次第ですね。

プライベートを充実させたい人ならば、なかなか自由に休みが取りずらいという面では常勤の方がつらいかもしれません。

また、再就職する際や、育児などを終えて腕ならしに徐々に仕事を始めたい人は、常勤より非常勤の方が良いかもしれません。

常勤のパートとは?

常勤のパート
子供が大きくなった
主婦の方々や
体力的な問題などで
常勤のパートで
働く人もたくさんいますね

「正社員の常勤看護師」と「パートの常勤看護師」の違い

  • 正社員の常勤看護師として働くか
  • パートの常勤看護師として働くか

というのは、違いがあまりわかりにくいという人もいますね。

確かにどちらも基本的には常勤しているという点では働く時間などは似ています。

しかし、パートである限りは月給制ではなく時給制となり、働いた時間分だけ給料がもらえるというシステムになります。

その上、正社員の常勤看護師と違い、有給休暇は少ないことが多く、ボーナスや退職金などがないか、だいぶ少ないことが多いです。

ちなみに、パートでも有給はもらえます。

Q.
年次有給休暇とはどのような制度ですか。パートタイム労働者でも有給があると聞きましたが、本当ですか。

A.
年次有給休暇が付与される要件は2つあります。(1)雇い入れの日から6か月経過していること、(2)その期間の全労働日の8割以上出勤したこと、の2つです。

パートの有給休暇

出典:年次有給休暇とはどのような制度ですか。パートタイム労働者でも有給があると聞きましたが、本当ですか。

このような違いはありますが、正社員の常勤看護師と比べると、事前に言っておけば長期の休みなどを取りやすく、就労時間も短時間などを選べるので、家庭との両立をしやすい働き方になります。

常勤パートの社会保険

看護師がパートとして働く場合、社会保険は別途下記に示す条件に当てはまらない限りはありません。

  • 1週間の労働時間が20時間以上
  • 31日以上の雇用が確定している

健康保険や雇用保険については正職員の2/3以上の労働日数がある場合は被保険者にしてもらえますが、労働日数がそれに満たない場合はありません。

社会保険料は会社が負担をしない場合には、自分の手元から全額支払うことになるので、福利厚生が充実していない病院だと、せっかく働いても思ったように手元に給料が入らない場合もあります。

ですから、パート看護師で働くならば、福利厚生の充実した病院を選んで働くことも、とても重要なのです。

妊娠した時

常勤パートの看護師が妊娠した場合には、育休や産休などで長期の休みは取れても、福利厚生がない場合はその間の給料はなく、生活に困る可能性があります。

また、妊娠しても通常は妊娠8ヶ月くらいまで働くケースも多く、パートの場合は有給も少ないので早期の退職が難しい場合があります。

さらに、職場のストレスとマタニティブルーが重なり、精神的に不安定になってしまうケースも珍しくはありません。

そのような点では、有給を使って早めの産休が取れ、その後育休に入れる正社員の常勤看護師のほうがメリットは大きいと言えるでしょう。

求人の選び方

常勤のパート看護師で求人を選ぶ際は、上述したとおり「福利厚生」の充実度をしっかりチェックした方がよいです。

正社員の常勤看護師と同じように毎日のように長時間働くことも多いパート看護師なのに、

  • 福利厚生がなく
  • ボーナスもなく
  • 有給も少なく
  • 賃金も低い

という状況では不満がたまって長続きさせることも難しいでしょう。

パート看護師であっても、きちんと福利厚生があり、休日などが選べて働きやすい職場であることが、常勤のパート看護師のメリットを生かして働ける良い職場と言えますね。

看護師バイトの求人を探す前に絶対に知らなきゃヤッベー全内容

常勤の日勤とは?

常勤の日勤とは、常勤看護師でありながら、「夜勤がない」働き方のことを意味します。

家庭や育児との両立をしている看護師さんには、最も働きやすいとされていて、実際に看護師求人でも「日勤のみ」などは大きく書かれることも多いです。

夜勤手当などがない分、当然夜勤のある看護師さんよりは給料面では下がりますが、子供を託児所などに預けにくい夜の時間の勤務がないというのは、大きな負担の心配がないので、安心して長く働けます。

夜勤があると、夜に預けられる託児所が必要な上、家族がいる場合は夜いないことで迷惑をかける場合が多くなってしまいます。

また、家族との触れ合う時間も取りにくくなると、コミュニケーション不足で家庭内不和にもつながってしまいます。

なので、常勤の日勤看護師という働き方は、両立を目指す女性に優しい働き方とも言えます。

給料だけが盲点じゃない?日勤のみの看護師で働く5つのデメリット

常勤看護師のメリットまとめ

常勤看護師として働くメリットは大きく分けて2点あります。

1. 収入が多い

1つは収入が多いことです。当たり前ですね。。

常勤看護師として働くことは、非常勤や短時間勤務の看護師などと比べても、格段に良い報酬が得られます。

その分、責任の重い仕事を任されますが、それも「やりがい」につながります。常勤看護師として懸命に働けば、責任ある仕事を1つ1つこなしていくことで、それなりの地位に就くことも将来的には可能です。

これはキャリアを重んじる女性にとっては嬉しいでしょう。

2. 福利厚生

2つ目は福利厚生がきちんと受けられる点です。

パートや短時間勤務などの場合や、非常勤の場合は、福利厚生を受けられない場合があります。

常勤看護師の場合は、きちんと受けられるので、この点では働いていて安心感があると言えます。

常勤看護師のデメリット

常勤看護師として働くデメリットは1つです。それは、どうしても休みの自由度が下がるということです。

これは、特に家庭や育児と看護師の仕事を両立させたい場合、休みを家族に合わせて取れないという点は痛いかもしれません。

また、たとえ休日でも緊急で呼び出されたり、電話対応をしなければならない場合もあります。

  • 大切な人と過ごす時間が自由に取れない
  • 友達となかなか遊べない
  • 趣味に時間をつかえない

などのことはストレスにつながります。

なので、常勤か非常勤かを天秤にかける際は、この記事で書いているメリットとデメリットをよく考えてみて欲しく思います。

非常勤看護師について更に詳しく知りたい人は下記記事を参考にしてみてください。

非常勤看護師が知るべき5つのメリット・デメリット

子育て中でも常勤として働けるか?

子育てをしている女性が常勤看護師として働く場合、やはり「日勤のみ」「土日休み」など、子育てと両立しやすい病院で働くことが大きなカギとなるでしょう。

子育てには「ママ」の存在が欠かせませんし、常勤看護師には「夜勤」や「土日出勤」が患者のためにも欠かせない場合があります。

子育てをしている女性が常勤看護師となる場合は、このような負担を負うことがない働き方もできる職場でなければ、同時に2つの重荷を背負うことになり、長続きできません。

子育て看護師が常勤勤務する為には、その他にも家族の協力が欠かせません。

  • 旦那
  • 自分の親
  • 親しい友人

など、面倒を見てもらうような日もあるでしょう。

託児所で熱が出たりすると、すぐに迎えに行かなければならないので、その際に自分が行けなければ、誰か代わりに行ってもらう場合もあります。

育児をしながら常勤として働くとなると、旦那が専業主夫という場合でもない限りは、周りの協力があってはじめて成立させられます。

ですので、どのくらい協力が得られるかを事前に確認したうえで、大丈夫そうならば常勤を選ぶ、という選択を取った方が無難です。

パートナーにも読ませたい!育児と看護師を両立させるプロの知恵

ちなみに、非常勤の正社員というのも可能で、その雇用形態での求人は「ナースではたらこ」が多く取り揃えています。

ナースではたらこの評判まとめ

看護師ライフの快適さを上げるための知識を増やそう

看護師としての自分に合った働き方を探すために
もっと貴方に合う
職場があるかも!
知らないだけで
損してる可能性も…
探す手助けを
させていただきます

雇用形態の特徴を学ぶ
勤務時間のメリットやデメリットを知る
復職方法や応募資格を考える
福利厚生で得をする
病棟以外で働く

現在の職場環境や給料に満足していますか?

看護師は転職することで8割の人が年収が上がると言われています。
実際、私自身が転職して年収132万円アップに成功しました!
大変な仕事のモチベを維持するためにも納得できる給料をもらいましょう!

看護師の転職サイトへ
看護師転職サイトの選び方 オススメの看護師転職サイト人気ランキング


あなたの点数  

あなたのランク: