看護師として勤務をしていると、様々な事情から退職を考えることがありますよね。

新しい職場を探すことも苦労しますが、退職理由を考えることにも苦労します。

退職理由は人によりますが、内容によっては退職を受け付けてくれないこともあるのです。

2012年に実施された調査によると、常勤看護職員の離職率は10.9%、新卒看護職員の離職率は7.5%という結果がでました。

「2012 年 病院 における看護職員需給状況調査

この調査は離職に至った人の割合ですが、退職を検討している方も大勢います。

2010年に行われた調査の結果、「仕事をやめたい」と思うことがあった看護職員は79.3%いるということが分かっています。

「仕事を辞めたい」と思うことがあった看護職員は79.3%であった

出典:看護職員の労働実態調査「報告書」

しかし、退職を検討していても人員の不足や退職理由があいまいなどの理由で、なかなか退職の申請が下りずに、退職に至らない人もいると思いるのではないでしょうか。

退職を上司に伝える際、「自分がなぜやめたいのか」ということを明確にしておかなければなりません。

どんな退職理由があるのかということや、どのような退職理由を考えればよいのかということを詳しく見ていきましょう。

おつかれさまでした

【本音】ネガティブな退職理由7つ

【本音】ネガティブな退職理由7つ
まずは
公には言えない
本音の部分を
見ていきましょう

あなたが退職を考えるときはどのようなときでしょうか。きっと何か悩みがあったり、不満が生じたときなどのネガティブな理由が多いでしょう。

看護師が退職を考えるきっかけとなる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

①人間関係がよくない

看護師という仕事はチームで行うことが大切で、常にほかの看護師と関わっていかなければなりません。

年齢も経験年数も人柄も様々であるため、気の合う人ばかりと働くということにはならないです。

患者様の命を扱うという重い責任のある仕事ですし、常に緊張感をもって勤務しているためにストレスがたまりやすくなってしまいます。

その結果、人間関係が悪化し、退職を考えるようになることも多いです。

平成22年8月から平成23年1月にかけて行われた看護師の就業状態についての調査によると、退職理由が「人間関係が悪いから」と回答した人が全体の12.8%いるということが分かりました。

退職理由が「人間関係が悪いから」と回答した人が全体の12.8%

出典:看護職員就業状況等実態調査結果

「人間関係が悪い」と言ってもたくさんの種類があるので、いくつか例を挙げてみます。

  • 理不尽なことを言われることが多い。
  • 明らかに無視をされている。
  • 先輩から仕事を押し付けられる。
  • 患者の前でも罵倒される。
  • 同期とペースが合わない。

これらはほんの一例で、職場によっても人間関係の悪い部分は異なるのではないでしょうか。

人間関係に悩んでいる看護師はどの年代にも多くいます。

例えば

  • 新人看護師は指導者の先輩との人間関係
  • ベテラン看護師は上司や若い看護師との人間関係

など、悩みの対象となる人も様々です。

また、看護師がかかわる職種は多く、医師や薬剤師、理学療法士などの他職種との人間関係に悩むことも多いのではないでしょうか。

人間関係に関することは職場内で相談しづらく、改善できないことでストレスがたまり、退職につながってしまいます。

②給料や待遇への不満

あなたは現在の給料に満足していますか?

看護師の仕事は一般的に給料が高いといわれています。

しかし、患者様の命を預かり、日勤だけでなく夜勤もこなしているので、業務内容と給料が比例していないと感じている人も多くいます。

また、ほかの病院で看護師として働く友人がいる場合、お互いの給料明細を見せ合う(教え合う)、ということをした方もいるのではないでしょうか。

自分の給料が高い場合は優越感を感じるかもしれません。

しかし、相手の給料の方が良かった場合、「今のところをやめて、もっと給料が良いところへ就職したい」と感じませんか?

あなたは看護師の平均年収をご存知でしょうか。

2012年に行われた調査によると、年収額の平均は、非管理職519万2,417円(平均年齢35.0歳)、中間管理職648万3,444円(同45.5歳)ということが分かりました。

看護師の年収額の平均

出典:病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書

同じような仕事環境で働く看護師が、自分以上に給料をもらっているということを知ってしまうと、退職してさらに給料の良い病院で働きたくなるのも当然ですよね。

看護師が高給与の職場に就く方法!

③教育体制が充実していない

病院に就職する際、「教育制度が整っているかどうか」ということは重要ですよね。

特にプリセプターシップを導入しているところに勤務したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

プリセプターシップは1970年代にアメリカで開発されたもので、新卒看護師のリアリティショックの防止対策として始まりました。

日本には1980年代に新卒看護師への支援を目的として導入され、2004年には85.6%の病院でプリセプターシップを導入しているということが分かりました。

出典:プリセプターシップにおける看護師長の役割行動評価とプリセプターシップ概念の解釈との関連

最近では新卒看護師だけでなく、転職してきた看護師に対しても、経験年数を問わずにプリセプターシップを導入しているところもあります。

しかし、病院によっては指導できる立場の先輩看護師の人数が少なく、指導にまで手が回らないという理由や、2年目以降の教育制度が整っていない、など、自分が理想とする教育体制でない場合もあります。

自分の知識や技術を磨くために、教育制度が充実している病院で働きたいですよね。

④看護師特有の不規則な生活が嫌だ

看護の仕事は平日だけの勤務ではなく、土日・祝日の勤務も当然のようにあります。

学生時代は「週休二日制」で週二回の休日が約束されていました。

しかし、休みは定期的ではなく、連休が全くない月もあるのではないでしょうか。

看護師以外の職に就いている友人は土日が休みであるため、「友人と会う機会が減ってしまった」と感じている方も多いと思います。

また、患者さんが入院している病院や施設で勤務をしている方は、日勤だけでなく夜勤もありますよね。

看護師になると決めたときから夜勤への覚悟はあったと思います。

しかし、仕事をしていく中で想像以上に体がしんどいと感じる方も多いのではないでしょうか。

「このような生活が今後も続く」と考えると、体調や生活が心配になってしまいますよね。

夜勤のない職場や、決まった日に休むことができるような職場に移りたいと考えたことはありませんか?

⑤命を預かる仕事の責任が重くてつらい

患者様の命を預かる立場にある看護師の仕事は、常に緊張感を保ちながら過ごすことになります。

細心の注意を払い、ほかの看護師とダブルチェックをしながら業務を行っていたとしても、小さなミスが生じてしまうこともあります。

アクシデントには至らなくても、ヒヤリハットやインシデントレポートを皆さんも一度は書いたことがあるのではないでしょうか。

特に、入浴介助なしの看護師求人を探している方などは、ヒヤリハットを避けたい傾向があるようです。

小さなミスの結果、取り返しのつかないことが生じる危険性もあります。

また、病院で看護師として勤務をしていると、患者様の「死」と向き合う場面が出てきますよね。

つねにアラーム音が鳴りやまずに、対応に困ることも出てくると思います。

看護師の退職理由を調査したアンケートによると、「責任の重さ、医療事故への不安があるため」と回答した人は全体の9.6%いるということが分かりました。

退職理由が「人間関係が悪いから」と回答した人が全体の12.8%

責任の重さや医療事故への不安により退職を考える人は多く、特に新人看護師に多いのではないでしょうか。

⑥看護師の仕事内容が面白くない、興味が持てない

自ら進んで看護師になった方は多いと思いますが、中には

  • 「親が看護師になるように言ったから」
  • 「ある程度稼ぐことができるから」
  • 「なんとなく白衣の天使になってみたかった」

という理由で看護師になった方もいます。

もともと看護師の仕事に興味を持っていないと、やりがいを見出すことは難しいかもしれません。

また、あこがれの看護師になったとしても、自分の考えていた仕事内容と違うということもあります。

看護師の漫画、ドラマ、映画のように救急病棟で頑張っている姿にあこがれて看護師になったのに、配属された先は一般病棟だった」

など、自分の希望していた部署と違う部署に配属されることもあります。

配属された部署に興味がない場合は、「やめたい」と思うきっかけになるかもしれません。

実際、私が新卒で市民病院に勤務した時、同期の中で2人が希望した配属先でないことが原因となり、就職して1か月で退職してしまいました。

⑦休みがとりづらい、有給休暇が使えない

最近はワークライフバランスを重視している病院が増えていますが、看護師不足はなかなか改善されていませんよね。

せっかく有給休暇が1年に20日程度あっても、実際に使用できる日数はほとんどないのではないでしょうか。

2010年の調査によると、前年度の有給休暇の取得は

  • 「5日以内」が33.7%
  • 「10日以内」が70.2%

という結果がでました。

周りの病院で、勤務している病院よりも有給休暇の取得率がいいところ見つけると転職したいと思ってしまいますよね。

しかし、病院によってはホームページ上に「有給休暇取得率80%!」と記載していても、「有給休暇の希望は出さないように」など言われるところもあるため、注意が必要です。

看護師が直接応募で転職しようとすると、内情が分からず失敗する可能性が高まるので、転職サイトのコンサルタントを利用して「求人誌上のタテマエ」と「実際の内情」の違いを必ず把握するようにしましょう。

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【建前】ポジティブに見せかけた退職理由2つ

【建前】ポジティブに見せかけた退職理由2つ
円満かつ安全に
退職するには
どんな理由を
告げるとよいか?

退職理由がどんなものであったとしても、自分の考えをそのまま上司に伝えてしまうと、円満退職にはつながらない場合があります。

そのため、ネガティブな内容よりもポジティブな内容に話したほうがいいのです。

ポジティブな退職理由には以下のものがあるため、参考にしてください。

①スキルアップしたい

ポジティブな退職理由の一つに「スキルアップをしたいから」というものがあります。

この理由のポイントは、「現在働いている病院ではできないスキルアップ内容」にすることです。

例えば、小児や周産期専門の病院で働いている方は、「認知症看護を学びたい」とすることや、療養型病院で働いている方は「急性期の看護を行いたい」とすることなどがあげられます。

しかし、市民病院や救急病院の手術室で働いているのに、「一般病棟に勤務したい」や「呼吸器の看護を学びたい」など、部署異動を行えば問題が解決することは、スキルアップが目的だとしても退職はできない可能性が高いです。

「今の病院にいたらスキルアップにならない」ということを明確にする必要があります。

また、「社会福祉士や助産師などの資格を取ることでスキルアップにつなげたい。そのために進学をする準備をしたい」ということも理由になります。

「進学準備」に重点を置いて話すと、具体的な進学先まで問われずに済みます。

②看護師以外で他にやりたい仕事がある

この内容を理由に退職を行う際は、本当に他職種に転職を考えている場合にのみ使用するようにしましょう。

もし、

  • 美容関係の仕事に就きたい
  • アパレルの販売員になりたい
  • ネイルサロンをオープンしたい

と言って退職したのに、ほかの病院で看護師として勤務していることが伝わると、気まずいことになるかもしれません。

世間は意外と狭いので、どこから情報が洩れるかはわかりません。

しかし、「退職さえできれば、退職した病院に何と思われてもよい」という考えでるなら問題はないかもしれません。

本当に看護師以外の分野の仕事に就きたいと考えている場合であれば、スムーズに退職ができると思います。

人手不足などの理由で引き止められることを防ぐための退職理由5つ

人手不足などの理由で引き止められることを防ぐための退職理由5つ
人手不足の業界だと
退職しようとした時に
引き止められるのは
よくあること!
じゃあどうすれば
スムーズに
退職できるのか?

実際に退職したいということを病棟師長などに伝えても、なかなか退職をさせてもらえない場合があります。

私自身、退職願いが受け入れられるまでに半年かかりました。

やめさせてもらえない原因として「人手不足」など病院の都合が大きいといえますが、退職を引き留められないようにするためには、どのような理由を話せばよいのか見ていきましょう。

①結婚して家庭に入らなければならない

ただ単に「結婚することになったので退職します」というだけでは、なかなかやめることは難しいかもしれません。

最近では結婚しても看護師として働く方も多いので、退職理由が「結婚」だけであれば「やめないで勤務を続ければいいじゃない」など言われる可能性が高いです。

「夫と相談して、私が家庭に入ることになった」など、明確に伝えるようにしましょう。

しかし、いくら引き止められにくい理由だからと言って「来月結婚して家庭に入るので、今月でやめます」など、急な退職願いを出すことはなるべくやめた方がよいでしょう。

また、結婚の予定がないのに「結婚する」という理由を偽装している人も増えていますので、職場に詮索されやすいかもしれません。

本当に結婚の予定がある人だけ、この理由で退職するようにしましょう。

ウソにウソを重ねなければならなくなってしまいます。

②妊娠した。育休は取らず、出産後は育児に専念したい

女性にとって、結婚と同じくらい引き止められにくい退職理由に「妊娠」があるのではないでしょうか。

看護師の退職理由を調査した結果によると、「出産、育児のため」と回答した人は全体の22.1%おり、退職理由として最も多いようです。

退職理由が「人間関係が悪いから」と回答した人が全体の12.8%

おめでたいことですし家庭の事情ですので、退職を引き止めにくい傾向にあるようです。

妊娠を理由に退職する旨を報告する際は、自分の都合だけを話すのではなく周りに迷惑をかけているということを忘れないようにしましょう。

少なくとも夜勤や重労働は免除されているはずです。

また、「産後は少なくとも3~5年間は育児に専念したい」など具体的な期間も伝えることで、復帰する意思はないということを伝えましょう。

しかし、結婚してからの妊娠でなく妊娠してからの結婚となっている場合、報告の仕方によっては顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまう可能性も考えられます。

当然のことですが、この理由は実際に妊娠している場合にのみ使用してください。

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③遠くに引っ越さなければならない

ポイントは、「引っ越し先が遠い場所」ということです。

「夫の仕事の都合で遠くに引っ越すことになった」など、職場に通うことができない距離への引っ越しを行う場合は、引き止めるわけにはいきません。

しかし、電車やバスなどで通うことのできる範囲の引っ越しとなると、引き止めに合うかもしれません。

中には、短時間職員にするから、頑張って通ってほしい」など言われることもあるようです。

この退職理由の場合も、「どのあたりに引っ越すの?」など、具体的な地名を聞かれることとなります。

そのため、通勤不可能な具体的な地名を伝えるようにしましょう。

引っ越し後に書類を病院から送られてくることがあり、具体的な住所を聞かれることもあります。

④親が病気で面倒を見なければならない

  • 「親が病気で、自分しか介護をする人はいない」
  • 「親が高齢になって心配だから近くに引っ越したい」

など、家庭の事情を理由にすると、なかなか引き止めるわけには行けません。

しかし、親がまだ50代や60代などの若い世代の場合、「あなたのご両親はまだ若いでしょう」など言われることもあるようです。

また、親と同居していたり、近くに住んでいる場合にはこの理由を使って退職することは難しいかもしれません。

⑤パートナー(旦那・彼氏)に仕事を辞めないなら別れると言われた

「夫から今の職場をやめるように言われた」という理由を使って退職をする看護師もいるようです。

この理由を使う際は、自分も旦那さんの意見に納得して退職を考えているということをしっかり伝えましょう。

「彼氏から仕事をやめなければ別れるといわれた」という理由を使用する場合は、ただのお付き合いをしている状態よりも、

  • 結婚話が進んでいる
  • 結納などが終わりあとは籍を入れるだけ
  • 彼氏のご両親ともそういう約束をしている

などの、退職をしなければ結婚に影響があることをアピールして説得力を持たせましょう。

嘘の退職理由を伝える際の3つの注意点

嘘の退職理由を伝える際の3つの注意点
退職理由で
嘘をつくのは
基本中の基本!
でも、その嘘は
絶対バレないように
しないとね!

実際は「給料が安いから」という退職理由でも、建前として「結婚して家庭に入る」や「遠くに引っ越す」などの理由を言う場合が多いといえます。

日本看護協会の調査によると、

  • 「勤務時間が長い」
  • 「夜勤の負担が大きい」
  • 「休暇が取れない」

などの職場環境に関する内容が、本当の退職理由である人が多いことが分かっています。

1昼夜連続勤務? 過酷な交代制勤務の実態

月の半分は夜勤 「2-8(ニッパチ)判定」に遠い実態

有給休暇が取れない 回復しない疲労

長時間労働と夜勤の負担が離職の原因

出典:日本看護協会 「日本の医療を救え」

しかし、職場環境を退職理由として上司に話すことは難しいですよね。

多くの看護師が「ウソ」の退職理由を伝えて退職を行っているのではないでしょうか。

しかし、嘘の理由で退職する際、少しのことがきっかけで嘘がばれてしまい、退職できない可能性も出てきます。

高いリスクを伴いますが、どうしても退職理由が嘘のものしかない場合は、以下のことに注意をしましょう。

①話に矛盾が起こらないよう整理しておく

話の矛盾をなくすのは最も大切なことです。その場しのぎで思いついたことを話していると、どこかで矛盾が生じてしまいます。

できれば退職のことを上司に伝える前から、どのような理由を使うのか明確にしておきましょう。

あらかじめ理由を箇条書きでもいいので文章にしておくといいかもしれません。

人に話す前に、自分で矛盾点に気が付くことができます。

また、「退職の原因となる出来事」と「解決策」が一致していることも大切です。

例えば「自分のスキルアップのために退職したい」と伝えているのに、「給料が安い」や「休みがなかなか取れない」などを持ちだしてしまうと、スキルアップという理由は信頼性が欠けてしまいます。

②嘘を自分で信じ込んでいるくらい深刻に伝える

矛盾の無い退職理由を考えたら、次は自分で信じ込むことが大切です。自分の作ったシナリオをしっかり確認しておきましょう。

病院によっては、病棟師長だけでなく看護部長など、さらに上の役職の人とも退職する前に面談をすることもあります。

誰と面談をするにしても、退職理由は一致させておきましょう。

退職理由のシナリオを忘れてしまったり、緊張してしまってつい本当のことを言ってしまうと、相手が退職を納得しないかもしれません。

また、嘘の理由と本当の理由を交えて話してしまうと、先ほども記載したように矛盾点が生じてしまいます。

まずは、自分の考えたシナリオを完璧に覚えて、自分で信じ込むようにしましょう。

質問されるかもしれない内容もあらかじめ自分で考えておくと、臨機応変に受け答えができるようになります。

③仲の良い同僚にすら本当のことは話さない

仲の良い同僚には、つい本当の理由を言ってしまいがちです。

しかし、どんなに仲が良くて信頼していたとしても、本当の理由は話さないほうが良いといえます。

仲の良い同僚だけがあなたの本当の退職理由を知っていたとします。

もし、休憩時間中などほかのスタッフもいる中で、仲の良い同僚が本当の退職理由を世間話の中で話してしまったらどうしますか?

上司やほかのスタッフはあなたの退職理由を疑問に思うでしょう。

「本当の退職理由は何?」など、厳しく詮索されるかもしれません。

スタッフ間で退職理由の相違が生じないように、全員に同じ退職理由を話すようにしましょう。

どうしても辞めさせてもらえないなら法律(民法627条)をふりかざす

どうしても辞めさせてもらえないなら法律(民法627条)をふりかざす
法律の力を使い
退職への道筋を
有利にする

どんなに退職理由を明確にしていたり、どうしても退職しなければならない状況であっても、上司が退職を許可しない場合もあります。

  • 「看護師の人数が施設基準をクリアできない」
  • 「新人看護師ばかりになってしまう」

など、病院側の都合を理由に引き止められてしまうことも多いのです。

どうしても退職をさせてもらえないのであれば、法律に頼ってしまうのもいいかもしれません。

民法の第627条に

「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から二週間を経過することによって終了する」

という一文があります。

出典:WIKIBOOKS民法第627条

簡単に言うと、退職を申し入れてから2週間で雇用関係を解消することができるということです。

ただし、この権利を主張するのは、あくまでも最終手段です。

基本的には、勤めている病院の就業規則に従うようにして、残された人への負担を減らすようにした方が後味が良い退職になるのは言うまでもありません。

後任者の確保や受け持ち患者などの引継ぎなどがスムーズにできれば、病院側としても退職を優しく見守ってくれます。

また、有給休暇が残っている場合は消化することができるかもしれません。

そして「退職願」ではなく、「退職届」を出すようにしてください。

「退職願」とは?

「○月×日で退職したいと考えていますのでよろしくお願いします」という自分の希望を伝える意思表示のようなものです。
そのため、提出した後に取り下げることが可能となっています。

「退職届」とは?

「○月×日で退職しますので、そのつもりでいてください」という「絶対にやめます」の宣言となります。
そのため、退職届は取り下げることはできません。
(最終的に受理する人の手に渡っていなければ撤回可能)

転職の面接時には必ず前向きな退職理由を伝えよう

多くの看護師が退職を考えるきっかけとなることは、「給料が安い」や「休みが取れない」などの後ろ向きの理由ですよね。

しかし、転職先の病院の面接で退職理由を聞かれた際、「有給休暇が取れないから」などは言ってはいけません。

有給休暇を重視して転職先を決めたということが転職先に知られてしまうと、病院側の都合で有給休暇が取りにくい状況になってしまった際に、「どうせすぐに退職する」という先入観を持たれてしまいます。

スタッフの人数や入院している患者数、重症者数などによって、勤務状況は変化していきますよね。

どこの病院も柔軟な働き方ができる人材を求めています。

そのため、後ろ向きの理由ではなく前向きな理由を言うようにしましょう。

「この病院で○○について知識を深め、実践していきたい」など、前向きに努力していく姿勢を明らかにすることが大切です。

この辺のことは、転職サイトのコンサルタントも協力してくれますので、上手に活用していくのがよいでしょう。

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