精神科は、通常の診療科とはちょっと違って『好き』『嫌い』のはっきり分かれる分野になります。

そして、その分だけ看護師の適正として『合う』『合わない』も分かれます。

精神科は、通常必要な看護技術が少ない分、簡単に転職先として決めてしまいそうですが、あなたに合ってるか合ってないかがわかるようぶっちゃけちゃいます!

看護師の精神科

衝撃の排泄物掃除から始まった精神科

うんこ掃除

まず、衝撃的な事からお話しします。

私が精神科を回った時、初日は、観察室のウンコ掃除でした。部屋中、一晩かけて患者さんが壁や床に塗りたくったのです。

メイド

ぎゃあぁぁぁあああああっ!

もちろん、患者さんも排泄物まみれで、入浴や部屋の掃除で半日が潰れました。そんな中でもナースコールはなるので、交代での清掃が最初のお仕事でした。

疾患のために予想外の行動を取られるので「慣れ」が最も大事

患者さんは疾患のためにやってしまっている事です。怒っても仕方ないので黙々と作業する忍耐力が必要な作業でした。

初日に当たったのは、私のウン・・・かも知れませんが、いつかそういったことがあるかもしれないことは頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれません。

その他にも、

  • 直接投げてくる
  • 尿をかけてくる

など、疾患のために考えに及ばない行動を起こすケースもありますので、精神科での勤務の際は患者さんの情報収集は密に行う必要があります。

そして、その予想外の行動に慣れていくことが必要です。

実は特殊な技術が必要!感情コントロールのプロになる!

感情のコントロール

通常の病棟でも(どんな仕事だろうと)感情コントロールは必要ですが、精神科の患者さんは精神疾患を抱えていますので、さらに自分の感情の管理が大切になります。

看護師の対応によって患者さんの症状の改善・悪化にも繋がる程、精神科はコミュニケーション能力が必要な診療科です。

ただ、普段つい感情的になってしまうから向いていないのかと言えば、そうでもありません。

看護師は、白衣を着ると精神的な面が強くなる方が多いです。外見を変えることによって心のモードも変わるってことがありますよね?それに近い感覚です。

コミュニケーション能力は、学ぶ事で身につける事ができるので、やる気があれば誰でも精神科の看護師になれます。

ただ、先に述べたように忍耐力や情報収集力は、必須の心構えと看護技術になります。

精神科では必要に応じて「力」が必要になることもある

精神科でちょっと特殊なことがあるとすれば、それは『男性看護師率が高い』ということです。

疾患の症状から暴力的になってしまう患者さんもいますので、やはり男手は必要になってきます。男性看護師活躍の診療科とも言えるでしょう。

腕に自信のある女性看護師ももちろん頼りにされます。

でも、喧嘩をするわけではないので、腕っ節勝負ではありませんので、そこは誤解しないでくださいね。

どんな人が精神科向き?五感を使って仕事できる人

患者の改善に喜びも見出す

感情のコントロールに自信がないかもって方は、精神科向きではないかもしれません。

看護技術がほとんどいらないケースが多いですが、全くない訳ではありませんので、それだけの理由なら精神科は選ばない方がいいです。

急変する患者さんもいますし、合併症を持った患者さんももちろんいますから、知識も技術も頭に入れておく必要があります。

精神科向きの方は、自分と患者さんとの関係性で患者さんが改善することに喜びを感じられる人です。

最初にお話ししたウンコ掃除だって、そのような行動を取っているのは患者さんからのサインなんです。

患者さんからのメッセージを言葉だけでなく、五感を使って声を聴くことによって、看護の力を存分に発揮出来る仕事です。

精神科のメリット、デメリット

精神科のメリットとデメリット

では、精神科志望の方なら絶対気になるであろう、メリットとデメリットを具体的に書いていきます。

メリット

難しい技術が必要ない

精神科のメリットは、特殊な医療介助がありますが、

難しい看護技術が必要ないということです。慈愛の心だけでもやっていくことができます。

看護技術に自信がなくても精神科では自信を持てるといっていた友人もいます。傾向としては年配の方、男性が多い印象で、優しい方も多いです。

看護師同士の人間関係が良好

人間関係は、普通の病棟に比べ、一致団結する必要性が高まりますので、良好な場合が多いです。

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  • 閉鎖病棟
  • 開放病棟

など、精神科の中でも病棟の種類が分かれていますが、リクリエーションなども定期的に開催され、明るい雰囲気も病棟も多いです。

開放病棟であれば軽度の患者さんも多いので、コミュニケーションも普通に取れます。

自分のコミュニケーション能力や「慈愛の心」で患者さんの力になれることが一番のメリットであり、やりがいにもつながります。

デメリット

やはり一般的に汚れ仕事と呼ばれる事もありますので、生理的に受け付けない方にはもちろんデメリットになるでしょう。

また、看護技術を全く学んでいない状態で精神科に入ってしまうとその後の転職に響きます。

看護技術が未熟な状態だと前述した通り、転職で不利になる事もありますし、急変時の対応ができないなどで自己肯定感を低下させてしまう可能性もあります。

ですので、一般科で経験を積んでから、精神科に転科、転職するというのがベストかもしれません。

もっと、ストレートな言い方をすれば、最初から精神科しか経験がないと、転職、転科を考えた時にギャップに驚きますし、雇用する側からしても技術的な心配があり、就職に不利になるケースがあります。

人間関係は比較的いいと前述しましたが、自分が若い新人の場合は先輩方の結束力に圧倒されてしまうこともありますので、臆する事なく飛び込む勇気は必要になります。

でも、ほとんどの精神科では親切に歓迎してもらえると思いますので、そこは安心して大丈夫です。

精神科クリニックと病棟の違い。気をつけた方がいいことって!?

精神科クリニックと病棟の精神科の違い

精神科にもクリニックと病棟がありますね。

クリニックは通院のみが通常ですので軽度の疾患の患者さんが多く、コミュニケーションも通常通りとれるケースが多いです。

一方、病棟は入院施設ですのでクリニックよりも対応が難しくなることが多いです。

症状が重篤な場合は、

  • 定期入院
  • 家族の事情などでの預かり入院

というケースもあります。
クリニックの場合は、

  • 心電図
  • 採血

などができれば、特殊な技術がいらないクリニックがほとんどですが、ほぼ求人がありません。

クリニックでは、検査も医師で対応出来てしまうケースも多く、就労環境も良いため、辞める方がいないので求人がでてこないというのも実情です。

病棟は、人手不足ですので求人がでているケースは多いです。ですが、入院している患者さんが基本なので、軽度から重度まで様々な患者さんがおり、難易度がやや上がります。

配属される病棟によって看護の内容も変わってきますので、就職時にはどんな病棟に配属されるのかも考えて病院を選びましょう。

この辺は、しっかり転職エージェントに相談・質問しておいた方が良いかもしれません。

知らなきゃ損?貴方に合った看護師転職サイトの賢い選び方!

配属される病棟によってはイメージと全然違うということもあるので、その病院の特徴、病棟の特徴、病棟を選べるのかまで考えて転職することをお勧めします。

まとめると、

クリニック

  1. 軽度の疾患の患者さんが多い
  2. コミュニケーションが取りやすい
  3. 医師が対応出来てしまうケースが多い
  4. 求人がほとんどない

病棟

  1. 軽度から重度まで様々な患者がいる
  2. 求人は多い
  3. 病院や病棟の特徴まで考えた方が良い

病院と診療所って何が違う?総合病院で働く看護師って大変?

何故、精神科に興味を持ちましたか?

  • 患者さんの力になりたい
  • 給与面が比較的いい
  • 比較的残業が少ないイメージ
  • 難しい看護技術がいらない
  • リクリエーションなどを企画するのが好き
  • 精神学が好き
  • 残業が少ない病棟がいい
  • 楽なクリニックがいい

など、いろんな理由があると思います。しかし、結局は、

『五感を使った自分と患者さんとのコミュニケーションで患者さんが改善して行く事に喜びを感じられるか』

という根本がなければ、やっていけない診療科です。

安易な理由で選ばずに、真剣に自分と患者さんと向き合えるかを考え、かつ、そこにやりがいや喜びを見出せるかも考慮したうえで選んでみるのが良いかと思います。

まとめ

では、大雑把に看護師の精神科についてまとめます!

  1. 患者さんが予期せぬ行動を取ることも・・・
  2. 時間が経つと不思議と慣れてくる
  3. 人間的に成長する
  4. 知識や技術はなくても大丈夫
  5. 男性が多く、人間関係が良いケースが多い
  6. 患者さんとのコミュニケーションによって患者さんが改善していくことに喜びを覚える

最初から汚い話をしてすみませんでした。

精神科は他の大多数の部署と違って、肉体的にダメージを受けている患者さんを相手にするわけではありません。

だからこそ、内面にしっかりと向き合う姿勢が必要になりますので、人の心を救ってあげたいという気持ちがある人にこそオススメしたい仕事です!

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